イベントレポート(2025/7~)


2026年 春季昇級昇段審査会

 (2026/4/4 エコール・マミ マミ・ホールすみれ)

 2026年4月4日、エコール・マミ教室において春季昇級・昇段審査会をおこないました。今回はニシカワ1級がついに昇段審査に挑戦です。

 準備運動を終えると早速審査開始です。今日は後半に連続組手が控えているので3時間近い長丁場。受験生の集中力が切れないようにサクサクと進めていきます。準備運動の段階でスタッフの茶帯の先輩が大きな声で会場を温めようとしてくれたのですが、オレンジ帯や白帯の受験生は緊張からか、なかなか大きな気合いが出ません。それでも審査が進むにつれて、少しずつですが声も出るようになりました。次回の稽古では初っ端から大声でお願いします。

 基本稽古をフルでおこない、まだ息が上がっているところで補強の審査です。みんなゼイゼイと肩で息をしています。しかし、審査はまだまだ始まったばかりです。こんなことでへばっていては空手などできません。フィジカルの強さ、とくに打たれ強さと持久力は必須です。それが獲得できなければ稽古することもままなりません。引き続きより高い強度で補強トレーニングを継続してください。

 休憩を挟んで次は型の審査です。まだまだ立ち方、引き手の位置、足運びなど基本的なことに課題が残ります。そして稽古の量が圧倒的に足りないと感じました。すべての稽古に言えますが、まず基本的なポイントを押さえたら、次はできるだけたくさんの稽古をこなすことです。

 稽古の質を口にする前に、ひたすら量の稽古をこなす時期が必要だと私は思います。仕事や勉強が大切なことは重々承知していますし、どの程度のリソースを割くかは各自の判断ですが、強く上手くなりたければ稽古時間の確保は必須です。

 次の審査は二段蹴りと跳び後ろ廻し蹴りです。これに関してはみんな頑張りました。ひとつ言うなら、ミットに当たった瞬間にもっと大きな気合いがあればさらに良し、です。

 そしてここからいよいよ組手の審査です。ここまでの審査課題はすべてが組手に集約されます。逆に基本稽古であれ、型稽古であれ、補強であれ、組手に活かすことができなければ無意味です。そして組手は気持ちの強さも大切ですが、同じくらい大切なものは技術です。スキルアップには、まずは習ったことを愚直に繰り返す根気強い稽古が必要です。みんな、頑張っているとはおもいますが、正直まだまだ足りません。上手くなる近道は、一所懸命稽古して、試合でそれを試して、失敗したら悪かったところを洗い出して、さらにそれを修正するため稽古に励む、そしてまた挑戦、これに尽きます。

 審査の最後は連続組手です。1級受験のシモダ2級、ナンショウ2級、テルマ2級は5人連続組手、そして初段受験のニシカワ1級は10人連続組手です。短いインターバルでフレッシュな対戦相手と連続で組手をおこなう荒行ですので当然凄惨なものとなりますが、その目的は自分の限界を超えることです。たんに5セットや10セットの組手ならインターバルが短かろうが、茶帯の彼ら彼女らなら容易にこなすでしょうが、だからこそ自ら限界超えて自分自身を追い込まなければ意味がありません。私も厳しい言葉で挑戦者の限界を引き出そうとしましたが、五人組手に挑んだ3人はその認識が足りなかったように思います。昇段審査の時にはそこも含めて十分な準備をお願いします。

 その点、ニシカワ1級はすでに1年前に5人組手を経験しているので最初から積極的に攻撃を仕掛けていきます。ある意味予定通り、中盤にはスタミナが切れてきましたが、そこから最後まで攻撃の手を止めずに連続組手をやり遂げられるかが問題です。ニシカワ1級も後半は相手の攻撃をまとめてもらう場面が増えてきましたが、単発でも頑張って攻撃を返していきます。そしてフラフラになりながらも10人組手を終えました。限界近くまで自分を追い込めたでしょうか。

 私の指導も含めて、多くの課題を残した連続組手になりましたが、次回の稽古から茶帯や緑帯の道場生には、連続組手の意義を伝えていきたいと思います。

 最後に審査員を務めてくれた市川典英先生、若手の黒帯をまとめてくれた高倉初段、そしてコジマ初段、サキ初段、ミカ初段、ニシカワ初段、ヒロセ初段、茶帯と緑帯のスタッフの道場生のみなさん、OGのカノンさん、ありがとうございました。


第8回 道場内交流試合

 (2026/1/17 エコール・マミ マミ・ホールすみれ)

 2026年最初のイベントは第8回道場内交流試合です。近年は対外試合の選考会としての意味合いも出てきて、対外試合で結果を残すことを目標にしている道場生にとっては道場内交流試合は通過点になりつつあります。その影響で道場内交流試合自体のレベルも上がってきました。今回はそれを実感した大会になりました。

 まず始めに準備運動、そしてユウリ選手とソウタ選手によるルール説明、テルマ選手とミア選手による選手宣誓が終わるといよいよ試合開始です。

 初戦を観て感じたことは幼年の部と小学1年生の部の成長でした。ほぼ全員が試合経験無し、とは思えない試合ぶりです。とくに小学1年生の部の闘争心には感心しました。

 試合が進むにつれて、勝ち上がる選手の顔ぶれは対外試合経験者が目立ちます。やはり外の世界を観ることは大切です。彼ら彼女らの試合に対する意識の高さと豊富な稽古量がはっきりと出た試合が続きます。

 三位決定戦は全試合が意地と意地のぶつかり合いとなりました。ここで勝てば上位入賞ですからみんなの意気込みが違います。たとえ技有りを取られても即座に取り返そうと猛烈に反撃する様子には公平な立場のはずが思わず声援を送りそうになりました。また小学3年生の部のミズキ選手とタスク選手の試合は、タスク選手の的確な攻撃をもらいながらも、突きで前に出るミズキ選手が勝者となりました。このシーソーゲームに粘り勝ちしたことはミズキ選手にとって大きな収穫です。

 決勝戦前に道場生の有志による演武をおこないました。カズキ4級は正拳突きと廻し蹴りで見事杉板を粉砕。彼ら彼女らの演武は決勝戦を控えた会場の空気をしっかりと暖めてくれました。

 決勝戦。どの試合も見応え十分でしたが、印象に残ったのは小学1年生の部と高学年女子の部。小学1年生の部のタツヨシ選手とヨシヒ選手の頑張りと勝負への執着心は、普段の温厚な二人からはとても想像できないものでした。

 またミア選手とノゾミ選手の上段廻し蹴りの応酬となった高学年女子の部は手に汗握る好勝負でしたが、急成長のノゾミ選手に得意の上段廻し蹴りを決めてきっちり勝利するあたり、流石ミア選手です。

 そして小学6年生の部の決勝戦、ユウリ選手とソウタ選手の試合は、ソウタ選手の突然跳び出す上段前蹴りをユウリ選手は徹底的に距離を潰すことで完封し、勝利しました。「もっと蹴っていこう‼」という周囲のアドバイスに一切耳を貸さず、自分本来のスタイルを捨ててでも『絶対に勝つ』というユウリ選手の強い意志に、彼の精神的な成長を感じました。

 勝負は水物であり、組手試合においては強いから勝つとも、努力が報われるとも限りません。しかし、そんな試合に挑戦するからこそ飛躍的な心身の成長も期待できます。そして今回の優勝者のほとんどは対外試合経験者であり、いかに彼ら彼女らが対外試合での経験を糧に成長したのかがよく分かります。

 試合に出場するのは勇気が要りますが、普段の稽古で身につけた技を試合で試してみることで、空手や稽古に対する理解も深まります。それに試合は今の自分の実力を試す絶好の機会です。道場生の皆さんには、今一度試合に目を向けて欲しいと思います。

 最後に出場した選手の皆さん、お疲れ様でした。今日の結果がどうであれ、間違いなく全員がステップアップしました。今日の貴重な経験を無駄にせず、反省すべきところは反省して、必ず次回からの稽古に活かしてください。

 保護者の皆様、最後まで温かいご声援をありがとうございました。そして会場設営から撤収まで裏方として試合を支えてくれた黒帯の先生方(呉先生、高倉先生、初段のNさん姉妹)、今回はスタッフとして参加してくれたレンタ1級、全試合で主審を務めてくれた市川典英先生、本当にありがとうございました。

 


2025年 冬季昇級審査会

 (2025/12/13 エコール・マミ マミ・ホールすみれ)

 2025年12月13日、エコール・マミ教室において冬季昇級審査会を実施しました。審査会ではこれまで受験生の元気の無さが気になりましたが、今回は準備運動を仕切ってくれたユウリ2級の元気が伝播して、みんな初っ端から大きな声が出ています。

 基本稽古に入ると緊張からかオレンジ帯や白帯の道場生の気合いがみるみる小さくなってしまいますが、茶帯や緑帯の先輩達が彼らを鼓舞するように大きな気合いで盛り上げてくれました。

 補強の審査は腕立て伏せ、V字バランス、ブリッジ、跳び屈伸の4つです。今回はほぼ問題なし。フルコンタクト空手では攻撃にも防御にも強い身体が必須です。補強トレーニングはお家でも出来るので、今後も継続しておこなってください。

 柔軟の審査のあと、休憩をはさんで型の審査です。休憩時間の合間にも受験生は型の最終チェックに余念がありません。型に関しては普段の稽古で入念に準備したお陰でこちらも大きな問題は無し。しかし、より良いものにしようと思えば課題はたくさんあります。今後は普段の稽古でも型稽古の時間を少し増やしていく予定です。

 次の審査はセミファイナル、二段蹴りと跳び後ろ廻し蹴り。ここでは道場生全員が見事な技を披露してくれました。そして中にはポテンシャルの高さを再認識させてくれた受験生が数名いました。また規定の高さまでもう少し(足りない)という場面でも決して諦めず、何度も繰り返しながら修正し、最終的にすべての道場生が課題をクリア。素晴らしいです。

 今年から組手の審査にはできるだけ時間を割くようにしています。すべての稽古は自由組手に強くなるためのもの、基本稽古も補強トレーニングも柔軟も型も二段蹴りも組手に活かすことができなければ無意味です。そして今回の審査では受験生の多くから組手技術の上達が感じられました。

 こうなると内部試合はもちろん対外試合も視野に入れてどんどん組手試合に挑戦して欲しいと思います。道場生の中には『審査は受験したいけど、試合には出たくない』という人もいますが、努力が結果に直結する審査会よりも、どんなに努力しても結果がどう転ぶか分からない組手試合のほうが得るものは大きいです。まさに『実践に勝る経験なし』です。

 審査会をクリアした今の自分の実力を是非次の試合で試してください。メイク&トライ、そして新たな課題が見つかればもう一度作り直して再トライ、強くなるためにはひたすらこの繰り返しです。

 審査を受験した道場生の皆さん、お疲れ様でした。保護者の皆様、温かい応援をありがとうございました。そして審査員を務めてくれた市川典英先生、スタッフとして審査の進行を手伝ってくれたレンタ君、リュウセイ君、リク君、カナト君、ユウリ君、ミアさん、ありがとうございました。


🎃2025年ハロウィン特別合同稽古👿

 (2025/10/30 エコール・マミ マミ・ホールすみれ)

 今年もやって来ました、年に一度の娯楽イベント、ハロウィン特別合同稽古。この日だけは基本的な礼儀を守っていればうるさいことは言いません。存分に楽しんでもらいましょう。とはいえ、一応稽古と謳っていますので準備運動のあとは普段通り基本稽古からスタート。コスプレで動きにくいでしょうに、みんなそんなことは一切気にせず真剣に稽古に打ち込んでいます。

 続いて補強トーレーニング。そして班ごとに分かれての型稽古。年末に昇級審査が控えているため、この二つは外せません。型稽古にはOGのナノハさんとカノンさんも指導に入ってくれました。

 道場生を見渡すと、みんななかなかの趣向を凝らした衣装です。相変わらずの鬼滅が人気ですが、オリジナリティに溢れるコスプレもたくさんいて私の楽しませてもらいました。さらに宇宙人を兄のニシカワ初段から引き継いだレンタ1級とミカ初段から牛を引き継いだOGのナノハさんが場を盛り上げてくれました。二人とも、ありがとうございました。

 ここで一旦トイレ休憩、その合間にこのあとおこなう玉入れ大会のチーム毎に写真撮影。チームリーダーはクウガ君、ミアさん、アカザ君、ソウタ君、リアさん、ハヤト君の6人です。

 休憩も終わり、いよいよ本日のメインイベントの玉入れ大会。熱戦の末、優勝はアカザチーム、さすがアカザ。優勝したチームから試合結果の順に、先生の準備したプレゼントを選んでいきます。

 稽古の最後に全員で景品を手に記念撮影。さあ、ここからは次の目標に向かって気持ちを切り替えていきましょう。年末には昇級審査会、年明けには道場内交流試合が控えています。

 ハロウィン特別合同稽古に駆けつけてくれたOGのナノハさんとカノンさん、ありがとうございました。次回の参加も期待しています。


2025年夏季昇級審査会

 (2025/8/30 エコール・マミ マミ・ホールすみれ)

 2025年8月30日、エコール・マミ教室において夏季昇級審査会をおこないました。今回の受験者数は普段よりやや多め。白帯やオレンジ帯、キッズクラスの道場生が目立ちます。緊張しながら審査開始までの時間を各自柔軟体操をしながら過ごします。

 いよいよ審査開始です。まずは基本稽古の審査から。白帯やオレンジ帯は全然声が出ていませんが、上級者やスタッフの先輩達がそれをカバーするくらいの気合いを出してくれました。このあたりが前回までとは違います。

 続く審査は補強。これも前回の審査以降は毎回の稽古で細かく目標を設定し、それを達成していくというスタイルを試してみました。結果、ほぼ全員がクリア。

 基本稽古と補強で身体が温まったところで、一旦休憩を挟んで次の審査は柔軟です。これはお家でもしっかりとやっている子が強いです。身体の柔軟性はパフォーマンスの向上や怪我の防止につながりますので、サボらずにやっておきましょう。

 続いては型の審査。型はフルコンタクト空手の組手とは直接関係の無い動きに感じられますが、身体の使い方や呼吸、仕掛けるタイミングなど共通するところはたくさんあります。しかし幸い、うちには型が好きな道場生は多いです。

 次は二段蹴りと跳び後ろ廻し蹴り。色帯にとっては通過点ですが、白帯はここが見せ場。しかし、恥ずかしさが先に立ってしまうのか、みんなあまり大きな声も気合いも出ません。そこがちょっと残念でしたが、大勢のギャラリーの前では緊張するのは無理もありません。普段はちゃんとできてますのでご安心ください。

 審査の最後は組手。今回はとくかく自分の持てる力を全力でアピールしてもらいました。その実力を引き出すためにスタッフの先輩達にもガンガン追い込んでもらうように指示しました。対外試合でも勝ち負けができるレベルまで上達した選手クラスのメンバーは流石の動きです。それにしても今回の組手審査で目を引いたのはキッズクラスや小学校低学年の道場生の頑張りです。とくに前回の練習試合で活躍した道場生の自信に満ちた動きは印象に残りました。

 最後に審査員を務めてくれた市川典英先生からアドバイスをもらい審査会は終了。全受験生が完璧に審査課題をクリア出来たわけではありませんが、合格に向けての意気込みは大いに感じられました。また、お家での稽古の復習は必須、と稽古の度に繰り返し伝えてきたことも少しは効果があったように思いました。

 受験した道場生の皆さん、保護者の皆様、長時間お疲れ様でした。そして審査を手伝ってくれたリュウセイ2級、リク2級、テルマ2級、リア3級、カズキ5級、ユウシン5級、市川典英先生、ありがとうございました。


親子で昇級審査対策セミナー

 (2025/7/12 はしお元気村 小ホール)

 2025年7月27日、はしお元気村において一研会初の親子参加型イベント『親子で昇級審査対策セミナー』をおこないました。今回のテーマの昇級審査合格という目標を道場生だけでなく親子で共有していただき、この機会に保護者の方により空手への理解を深めていただきたいという思いで実施しました。

 これまでは、『空手を学ぶのは道場生本人であり、保護者の方の参加はあくまで後方支援で』と考えていました。しかし、正しく努力を継続すれば全員が黒帯を取得できる道場を目指す私としては、保護者の方にも空手へのご理解とより具体的な形のご協力を煽ぐ方が目的達成には最良と判断しました。

 ただ、実際に稽古をするのは道場生本人という点は変わりません。かといって、試合や審査での保護者の方の「もっと頑張れ」「なにやってるんだ」という外野からの声援は子どもたちには大変不評です。「それならお父さん(お母さん)がやってみろ」という子ども達の言い分をこれまで何度も耳にしてきました。

 そこで親子参加型のセミナーとなったわけですが、『保護者の皆さんは、そこまで空手に興味があるだろうか?』という懸念はありました。しかし、募集を開始すればすぐに定員に達し、当日はなんと保護者の方全員が体験に参加(一応見学も可でしたが)してくださいました。本当に感謝です。

 今回の講習会は、時間の制限や初の親子イベントであるということもあって普段の稽古のおさらい程度にとどめておきましたが、いかがだったでしょうか。またご意見をお聴かせください。と同時にぜひお家で講習会の復習をお子様とご一緒にお願いいたします。

 講習会にご参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。そして補助についてくれたリュウセイ君、ユウリ君、ソウタ君、ユウシン君、ありがとうございました。

 


第1回 練習試合

 (2025/7/12 エコール・マミ マミホールすみれ)

 2025年7月12日(土)、エコール・マミ教室において第1回練習試合を行いました。今回は試合を進行する上でいろいろと試してみたいことがあったので保護者の方には申し訳ありませんが、見学は不可とさせていただきました。しかし、その分普段以上に休憩時間を多く取ることや、途中の休憩時間に市川典英先生から主審目線でのアドバイスを受ける時間を作るなど選手ファーストの試合進行を心がけました。

 それにしても今回の試合でとにかく驚いたのはキッズクラスの道場生の活躍です。キッズクラスは全員が空手初心者、さらに低年齢であることも考慮して、組手稽古よりも基本稽古や補強トレーニングに比重を置いた指導をおこなってきました。また組手稽古の際も過度な恐怖心を持たせることのないようにマススパーリング(ごく軽く当てる程度のスパーリング)までに止めておきました。それが功を奏したのか、最近は組手稽古を極端に嫌がるキッズは少しずつ減ってきたように思います。とは言え試合となれば真剣勝負、試合場独特の緊張感も相まって『この試合がきっかけでみんなが試合嫌い、組手嫌いになるかもしれない」という懸念もありました。

 だからこそ試合本番で普段の稽古以上に伸び伸びと動いているキッズたちには本当に驚かされました。初めての試合に勝利したキッズは満面の笑顔で報告に来てくれました。一方残念ながら敗れたキッズはあからさまにテンションが下がり、稽古ではあまり見せない悔しそうな表情です。普段はキッズたちは競争心や闘争心をあまり表に出しません。それが今回勇気を出して試合に挑戦し、嬉しい思いや悔しい思いを経験したことは、今後稽古を続けるための大きな糧になったと思います。

 またこれまで一度も試合に勝ったことのない女の子が、めげること無く粘り強い努力を続け、今回初勝利を挙げた姿も心に残りました。他にも市川典英先生の休憩時間のアドバイスや試合後の私の話を一言も聞き逃すまいとする高学年や中学生の真剣な表情には、さすが上級生という意識の高さを感じました。

 もちろん反省点もたくさんありました。小学生の部では元気の無い挨拶、勝負所で審判に自分の優位をアピールできない、相手の技が効いたときにそれがそのまま顔に出るなど勝利の機会を自ら手放すような行為が見受けられましたし、中学生の部では、チャンスに一気にたたみかける爆発力と一発で技を効かせる決定力の無さは今後の稽古における大きな課題となりました。また試合の進行やリーグ戦のルール、試合時間などについてもいろんなデータを取ることができましたので今後の試合に役立てたいと思います。

 最後に試合に出場した選手の皆さん、お疲れ様でした。次の目標は8月30日の夏の昇級審査会です。すべきことがすでに分かっている昇級審査は当日までにどれだけ準備をするかがすべてです。組手試合と違いラッキーはありません。しっかりとした事前準備をお願いします。

 進行スタッフを務めてくれた市川典英先生、高倉先生、小島先生、ありがとうございました。