高校生の二人と稽古の合間に話をしていると、二人がちゃんと将来について考えていることが分かりました。悩んだり、迷ったり、すでに行動を起こしていたりと、私の若い頃に比べるとしっかりしているなあ、と感心してしまいます。
私が彼ら彼女らの年齢の頃は、時代はバブル最盛期。世の中みんなが浮かれていて、将来について大して真剣に考えなくても、当たり前に進学して、当たり前に就職して、結婚して、となるだろうな、と漠然と考えていました。私の場合、サラリーマンになってから数年後に大きく方向転換して、今に至りますが、現在の自分の置かれている状況など当時は予想もしていませんでした。もちろん今の状況は大いに満足しています。
ただ、そんな行き当たりばったりの自分に比べて、ミカ初段やニシカワ君、コジマ君は今の時間を大切に生きていると感じます。先生が頼りないと弟子がしっかりすると昔から言いますが、さすが、私の弟子たちです。