道場生には大別して2タイプいます。

 今日の稽古はホワイトボードを使っての座学からスタート。道場生には(指導者にも)いろんなタイプがいますが、稽古に取り組むスタイルについては大別して二つのタイプあります。一つは指導者が「これをやりなさい」と言えば、あまり細かいことは考えずとくかくやるタイプ。もう一つはその稽古の意味を納得しないとやらないタイプです。一研会での割合は前者が3割、後者が7割でしょうか。私は納得しないとやらないタイプです。

 これ、どちらも一長一短あります。「やりなさい」と言われてそのままワーッとやるタイプは、ある意味で手がかかりません。集中力と体力の続く限り、とことんやる子も多いので、時折予想以上の結果を出してくれることがあります。しかし、普段から稽古メニューの意味を理解していない場合、指導者が不在時に自分で稽古を組み立てることができません。

 対して、納得しないとやらないタイプは『なぜこの稽古をこのタイミングでやるのか?』をしっかりと事前に説明しておかないと、なかなか稽古に身が入りません。その労力を指導者が怠れば、信頼関係が揺らぎかねません。ただ納得さえしてくれれば、稽古メニューの目的が解っている分ポイントを押さえた効率の良い稽古が可能です。

 指導者側とすれば結果が出ればどちらでもOKですが、私は空手道場でも座学や稽古についての議論は必要だと思います。