急成長してます。

 昨日のスパーリングを見ていてちょっと驚いたことがありました。現在は激しいスパーリングは休止してライトスパーリングを中心に組手稽古を行っています。打撃の強度を低くすることで、落ち着いて相手の動きを見ながらタイミング良く正確な技を出せるようになることが狙いです。

 6月の試合前にも同じことをやっていましたが、その時もみんなのスキルが大きくアップしたので今回もその効果を少なからず期待していました。そして昨日のスパーを見ていると『こんなに上手かったか?』という動きをしている道場生がいました。6月の試合で優勝した4年生のレンタ君と6年生のミツキさんです。

 パワフルで攻撃力はあってもつけ込む隙の多かったレンタ君が、技に強弱や緩急をつけるようになったことでとても洗練された組手をするようになりました。そしてミツキさんも相手が前に出ようとする絶妙のタイミングでのカウンターや相手の機先を制して技を出すことで攻撃のターンを素早く自分側に取り戻しています。両者ともちゃんと相手の動きを見ることが出来ており、二人が組むとまるで組手を通して二人で会話をしているようでした。

 この二人以外にも動きが良くなった道場生が多数。特に緑帯と高学年生はそれが顕著に出ています。この稽古はもうしばらく続けていきます。