粛々と進めてました。

 小学生や中学生の多い合同クラスの稽古では、指導は出来るだけメリハリを付けて行なうようにしています。気持ちを引き締めて行なう組手やミットトレーニングなどの対人稽古は、道場生のみんなが緊張感を維持出来るよう説明する口調も厳しくしたり、休憩時間は楽しく話したり、また最後の補強トレーニングは思いっきりテンションを上げたり、と常に道場生が目の前の稽古に集中するような指導を心がけています。

 ただ昨日の稽古では、わざとそういうアップダウンを無くしてみました。厳しすぎず、逆に楽しい話も少なめ、盛り上げすぎず、粛々と最後まで指導してみました。良かったところは褒める、稽古中にふざけたり、話を聞いていない、といった不真面目な稽古態度は、その都度口頭で淡々と注意して、稽古から一旦外す。注意された内容を道場生自身が一人で咀嚼して、それを理解出来てから稽古に復帰させる、などです。

 その結果、大半の道場生は粛々とした指導で問題ありませんでした。逆に言えばあえてメリハリを極端にしていたのは、かつてはほとんどの道場生が空手というものを知らず、そうでもしないと目先の稽古に集中してくれなかったからです。しかし、今は大半の道場生が稽古に集中できており、余計な気遣いは無用でした。

 全体的に見れば、合同クラスは着実に成長しています。