覇気がない

土曜日に行なっているキッズクラスのメンバーに比べて、小学校中学年から中学生がメインの合同クラスのメンバーは精神的に随分落ち着いています。キッズクラスより年齢が高い分これは当然ですが、こと組手稽古について言えば、落ち着いて分別のあることが必ずしも良いことではありません。 
 組手は肉体的な戦闘というある種原始的な行為ですので、あまりに理性が先行すると戦うこと自体が出来なくなります。もちろん喧嘩ではないので自制心は必要ですが『対戦相手に勝ちたい』『絶対負けたくない』という強い気持ちが戦う原動力になります。
 そういう意味で元気、というより覇気がないのは致命的です。空手の稽古はあまり賢くなり過ぎず、時には直情的であっても良いと思います。理想は『気持ちは熱く、頭脳は冷静に』これです。