結局は本人次第です。

 フルコンタクト空手を学ぶ上で避けて通れないのが直接打撃制の組手。これが苦手な道場生も多いです。そしてこの組手恐怖症は、先送りにしても後々でより大きな問題となって必ず再燃します。
 結局のところ、この問題の解決は本人にそれを克服する意志があるかどうかにかかっています。本人にその意志があれば克服は可能ですが、その意志が無ければ指導員にも出来ることはありません。
 別に組手から逃げても、空手の中に社会がある訳じゃありませんから差し当たって困ることは少ないでしょう。ただ道場は社会の縮図であり、困難な問題は社会のそこかしこに存在します。
 出来ることなら、道場生の皆さんには強い覚悟を持って組手と向き合い、この問題を克服した上で次のステージに進んで欲しいと思います。