現在は少人数制指導です。

 今日が節分だと言うことを稽古中に思い出しました。ただ、このコロナ禍で派手に豆まきというのは考えていませんでした。何よりもまずは稽古優先、やむを得ない状況とはいえ見方を変えれば現在は隅々まで目が行き届く少人数制指導です。感染対策で稽古メニューが制限されたことも、逆に考えればポイントを絞って稽古できる良い機会ということで、要は物は考えようです。

 また、学級閉鎖や休校などの影響でお休みの続いた道場生は、一回の稽古の重みをあらためて感じてくれたのかもしれません。稽古での集中力が増してきて、技の説明の際にもしっかりとこちらの顔を見ながら話を聞いてくれるようになりました。

 コロナ禍で空手道場を取り巻く環境は大きく変わりました。しかし、昨日一般部の道場生とも話していたのですが、この状況を前向きに捉えれば、今はこれまでの慣習にとらわれずいろんなことに挑戦できる絶好の機会です。

 これを機に一研会もスクラップアンドビルドです。昔から当然のように行なわれている稽古法や慣習を再検証して、非科学的な稽古方法や合理性のない精神論などをなくし、新しいものを貪欲に取り入れて、旧態依然の空手道場から大きく前向きに変化したいと思います。