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まずは平常心

 キッズクラスの道場生はみんな子供ながらに色んな思いを胸に秘めて道場に来ていると思います。幼くてもお家や学校で色んな出来事があり、正の感情や負の感情を内包していると思います。ただ、それがどんな感情でも道場に入る際には一旦気持ちをリセットしましょう。嬉しい気持ちも悲しい気持ちも楽しい気持ちも不安な気持ちも、そしてお昼寝を邪魔されて嫌な気持ちも全てリセット。 
 感情に任せた稽古をすると大抵は碌な結果なりません。『今日は学校のテストで100点とって気分が良い‼️』とか『道場に来る前にお母さんに叱られて悲しい』などと言った事情は他の道場生には関係ありません。道場では日頃の諸々の雑事を切り離して稽古するのが礼儀です。そして、ひたすら平常心でお互いを研く、それだけです。
 これからは道場に入る前に胸に手を当てて自分自身に聞いてみてください。その時『今日の自分には平常心で稽古に取り組む自信が無い』と判断した時は、潔くその日の稽古は諦めましょう。
 少なくとも色帯以上の道場生はその帯を有する者の矜持を持って稽古に参加して欲しいと思います。
※白帯や幼年部の皆さんは怖くても、泣きながらでも、眠い目を擦りながらでも、お母さんと別れるのがつらくても頑張って稽古に参加してください。