試行錯誤

 今、一研会には組手のことで悩んでいるキッズクラスの道場生がたくさんいます。これまでも分かってはいましたが、先日の組手技術講習会でその辺りが明白になりました。ただ、これまで行なってきた稽古の全ては組手の為のものであり、空手を続ける以上組手は避けては通れないものです。
 そして組手に関する悩みは空手を降りない限り、終わることはありません。かくいう自分も組手ではこの歳になっても毎回試行錯誤しています。今でこそ慣れはしましたが、まったく痛みを感じなくなることは無いし、自分より強い相手には恐怖感を覚えることもあります。また普段の自主トレで上手くいった技を『次回の組手でこれを試そう!』と思ってやってみてもまるでダメなんてことは当たり前。でもたまには『これはいい‼️』という手応えを感じることもあり、そういう小さな喜びもずっと空手を続けている理由のひとつです。
 結局挑戦を続ける限り、悩みは尽きません。ただ、こうして空手を始めてくれたキッズクラスのみんなには『空手の道は厳しいけれど続ける意味がある』と思ってもらえるようこちらでも試行錯誤しています。