今週から突きと蹴りを交えた軽い組手を行なっていますが、道場生の反応は様々です。普段の稽古では大人しそうにみえる道場生が組手になった途端、嬉々として稽古に取り組むケースもあればその逆も然り。組手が苦手な道場生はやはり相手と殴り合う、蹴り合うことに抵抗があるようです。
実際、組手は道場生に肉体的だけでなく精神的にも日常生活には無い負担を強いることになります。そこで生まれるストレスは誰にとっても苦痛です。しかし、(適度な)ストレスは人が成長する糧にもなります。私も決して好戦的な人間ではありませんが、組手は自分自身を成長させてくれるものと認識しているので、多少辛くても逃げようとは思いません。
人生は様々な挑戦の連続です。当然失敗することもあるでしょう。しかし、その挑戦から逃げ続ければ失敗することはありませんが勇気を失います。一度失った勇気を取り戻すのは並大抵ではありません。私にはその方が辛いです。