ジェネレーションギャップ

 最近富に、キッズクラスの道場生とのジェネレーションギャップを感じます。今日も指導中に例え話の中で『ドラゴンボール』の話をしたのですが、みんななかなかピンとこない様子です。確かにドラゴンボールは私が中学生くらいの時に連載が始まった記憶がありますので約40年前の話になります。それでもこれまでに繰り返しアニメ化や映画化がされ、数年前の道場生ならならみんな知ってましたが、最近ではドラゴンボールや北斗の拳の話をしてもまるっきり空回り。

 先日休憩時間に古今東西(山手線)ゲームをしたのですが、そのお題をまあ鉄板だろうと『ドラえもん』にするとキッズたちはほぼ全員が「ドラえもん、観てないから知らん。」と言い、「じゃあ、サザエさん。」というと「それも知らん。」と宣います。ドラえもんもサザエさんもずっとアニメは続いているのにもう今時の小学生は観ないのでしょうか。ついこの間まで日本中に大ブームを巻き起こした『鬼滅の刃』さえ過去の話で、時は『呪術廻戦』(らしいです)。時の流れはどんどん加速している気がします。

 しかし、アニメでも漫画でも映画でも文学作品でも音楽でも不朽の名作は存在すると思います。私が中学1年生の時の国語の若い女性の先生が、初回の授業でクラスの生徒全員に「好きな漫画のタイトルを教えて?」を質問しました。そして全員の答えを聞いた後に「先生が好きな漫画は『あしたのジョー』と『火の鳥』です。新しい漫画は次々に出ますが、このふたつは色褪せません。皆さんも死ぬまでにぜひ読んでみてください。」と言ったことを今もはっきり覚えており、『あしたのジョー』はすぐに完読し、『火の鳥』は未だ約束を果たせていません。

 とりとめの無い話になりましたが、後学のために『呪術廻戦』も読んでみようと思います。