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サポーターやミットについて

 先日よりオレンジ帯の道場生にサポーターを渡していますが、この機会にサポーターやミットなどの道具の取り扱いについて私の考えを書いておきたいと思います。

 道場では礼儀について口うるさく指導します。道場生のみんなもそれに従って入退室の際は大きな声で「押忍‼」と挨拶し、稽古相手と向かい合っては「お願いします‼」終われば「ありがとうございました‼」と挨拶します。しかし、挨拶が終わった途端直前まで使っていたミットをポイッと床に投げ出す道場生がいます。

 ずいぶん昔の話ですが、一般部の上級者のグループとの組手稽古が終わり、グループ全員でお互いに挨拶を交わした途端身につけていたサポーターを外すやいなや床にポイッと投げ捨てた黒帯がいました。これらの行為はやはり間違っていると思います。多分そういう人にとっては道場での礼儀など形だけのものなんでしょう。

 多くの道場生がサポーターを手にした機会ですからもう一度ここで再認識してほしいのですが、サポーターやミットは消耗品です。だから強くなるためには遠慮無くガンガン使うべきですし、それでミットが破損すればまた新しいものを用意します。ただ、それらの消耗品にも作った人の、購入してくれた保護者の方の、ほかにもいろんな人の思いが詰まっています。だから決して粗末には扱わないでください。

 そして最後に、空手着・帯・帯止め・サポーターなどの持ち物には必ず名前を書いてくださいね。