気合が入ってきました。

春季昇級昇段審査会まであと一ヶ月。ただ白帯の道場生には審査会というものが今ひとつピンと来ていない様子です。とても張り切っている道場生もいれば、自分にはまったく関係ない出来事のように捉えている道場生もいます。それは無理の無いことですが、とりあえず審査に合格したらどうなるかについて具体的に説明しました。
 白帯の道場生は、この昇級審査に合格するとオレンジ帯に昇級します。そこからフルコンタクト空手の本質とも言うべき実際に相手を殴り蹴り合う組手稽古がスタートします。
 そして空手道場は、みんなが仲良く横並びで進んでいくのではなく、努力して結果を出した者がどんどん上に上がっていくというシステムです。自分で努力をせず、じっと待っていても誰も助けてはくれないよ、という話をするとそれを理解した数人の道場生の顔つきが変わりました。私は行き過ぎた勝負偏重主義が良いとは思いませんが、勝利や成功を目指して努力することは大切だと考えています。
 白帯のみんなには来月の審査会がただの季節のイベントではなく、普段の稽古の成果が良くも悪くもはっきりと出てしまう厳しいものだということを理解して、真剣に課題と向き合って欲しいと思います。