集中出来ていました。

今日は稽古の始めに、集中して稽古することの大切さを説明しました。突き一つとってもダラダラと100本突くより、たった10本でも真剣に突くほうがはるかに効果的です。
 昔、まさにそれを実践した少年部の教え子がいました。彼には喘息の持病があり、稽古にもなかなか思うように参加出来ないでいました。ただ、彼は稽古に参加した時の集中力が並外れており、数年後に出場した中学生の全日本大会を一本勝ちの連続で勝ち進み、見事初出場で3位入賞を果たしました。私が彼から集中して稽古することの大切さを教えられた瞬間でした。
 その話を今日道場生にした後『たった10本で良いから全力でやってみよう』と伝えて基本稽古をやってみると、随分集中出来ていました。その後も集中力を維持したまま稽古終了。
 幼年から高校生までが一緒に稽古する以上、全員が集中して取り組める様、稽古メニューの組立をもうひと工夫してみようと思います。