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挨拶については稽古中に何度も触れてきました。このコロナ禍で何でもかんでも大声を出せば良いというものではありませんが、蚊の鳴くような声の挨拶はやはり違うと思います。
「たかが挨拶のことで面倒くさい」「声は小さいけどやる気はある‼︎」という人がいるかもしれませんが、その考え方がすでに物を学ぶ姿勢として間違っています。それに長年空手を指導していると、挨拶や返事の仕方で真剣に取り組んでいるかどうかは分かります。しっかりとした挨拶からはこれから始まる稽古に対する熱意が伝わってきます。目も合わさず、おざなりな挨拶からは到底稽古前とは思えない緊張感のなさが伝わってきます。
同じ道場内で一緒に稽古する道場生同士で大きな温度差があるのは問題です。私としてもそんな両者を一緒に稽古させるのは危機感さえ感じます。
昔に私の空手の先生が『鷹の集団に烏(カラス)は入れない』と言っていたのを思い出しました。士気の高い集団に志の低い人は入れないという意味です。カッコ良過ぎる言い回しですがその通りだと思います。