ちょっと思うところ

 今年7月に空手道一研会がスタートして三ヶ月とちょっと。道場生の数も予想を上回る勢いで増えて本当にありがたいことです。私もここまで、少しでも早く道場の体をなさなければ道場生に申し訳ないという思いでやって来ました。それに協力してくれたのは一般部や中高生の上級者の道場生です。彼らの力無しには絶対にここまで来ることは出来ませんでした。

 そして、ある保護者の方から先日Instagramにコロナ禍前の彼らの組手の動画をアップしたことについてお話を聞くことが出来ました。現在このような組手は自粛中なので、最近入会した道場生の保護者の方の中には、彼らのことを「(ただの)優しい先輩」という認識の方もいらっしゃったため、多少のギャップがあったようです。

 そこで分かっていただきたいのは、彼らの優しさはただ単に優しいのではなく、ここまで様々な努力を積み重ねて、時には辛酸をなめながらも歯を食いしばって稽古してきた中で培った優しさなんだということです。

 それは単に口先だけの優しさではないので、時には後輩にも厳しい接し方をすることがあるかもしれません。しかし、それは前述した裏付けがあってのことです。なので、一生懸命稽古に取り組んで頑張っている後輩の姿を見れば優しく励ましてくれるでしょうし、逆に稽古中にふざけたり、いい加減な取り組み方をする道場生が居て、それが事故につながったり、道場全体の士気を下げることになると判断すれば、私より先に彼らが雷を落とすでしょう。

 彼らは「楽しいからやる。楽しくないからやらない。」というレベルではなく、「やるべきことをやる。」という認識で稽古に取り組んでいます。そんな彼らを私はとても誇りに思っています。だからこそ、私は彼ら彼女らに出来る限り楽しく稽古に取り組んで欲しいし、彼らの優しさのバックボーンとなっている空手に対する取り組み方の厳しさを知って欲しくて、ここに書かせていただきました。