いよいよ中高生が定期テスト期間でお休みに入り、今日から短期間ですが主力が幼年少年部となります。立ち上げて間もない一研会ですからそのほとんどが入会仕立ての空手初心者。今日は体験の予約は入っておらず、とりあえずは安心なような、ものすごく不安なような何とも言えない気持ちで道場に向かいました。
到着して稽古の準備をしていると最初の道場生がやって来ました。もちろん彼らも空手初心者。挨拶を済ませ、彼らの行動を見ていると、何と!いつも先輩たちがやってくれているように、すぐに私のやっている作業を手伝い始めてくれました。呆気にとられていると、やって来る道場生が次々に同様の行動に。
そしていざ稽古をスタートすると、これまで先輩たちの影に隠れてあまり目立った活躍の無かった中堅の道場生が、いかにも先輩らしく振る舞っています。これには大いに驚かされました。
しかし、思い返せばこれまでもそうでした。今は先輩たちの存在にスポイルされているだけで、優れた先輩の好影響をすぐそばで受けている彼らは、場が与えられれば、ちゃんと力を発揮してくれるのでした。
彼らのお陰で今日の稽古はこれまでにない楽しい雰囲気で終了しました。今日は新しい世代に先輩たちの良さがきちんと受け継がれていることが確認できた一日でした。
今日の稽古でみんなをまとめてくれた小学六年生の二人と色帯の二人は、お疲れ様でした。