今は充実感が過去最高です。

 稽古で少年部を指導していると、自分の年齢も忘れて大きな声を出し、一緒に走り、場合によっては一生懸命考えて叱ったり、時には思いっきり笑ったりさせてもらってます。指導中はとにかく夢中で、あっという間に時間が過ぎます。
 それでも指導を任された20歳半ばの頃は、よく指導時間を持て余し、手持ち無沙汰になっていました。その頃は一般部の指導がメインで、少年部よりある意味はるかに物分かりの良い大人が相手にもかかわらず、指導が億劫で、基本稽古を終えると早々に『じゃ、組手します。』となってしまうこともよくあり、稽古時間の大半を自分もみんなと一緒に組手をしてお茶を濁す、といった感じでした。その内、組手ばかりの私の稽古に顔を出すのは選手志望のメンバーばかりになり、一般の道場生には不人気なクラスになってしまいました。
 ある時、それを見ていた当時の先生に『お前は自分の稽古と指導を混同している。』と言われたことがあります。当時は自分の稽古時間を潰して指導を割り当てられたことが不服で、『混同して何が悪いの?』位に思っていましたが、その数年後、道場を丸ごと一つ任され、少年部から還暦近い人まで指導するようになって、ようやく先生から言われたことが理解出来ました。
 そして今また指導に対する考え方が変わって来ました。その変化の説明は省略しますが、変わらないのは常にトライ&エラー、そして再びトライという形です。最近は今まで以上に指導に集中出来ている実感があり、たった1時間半の指導でクタクタです。でも充実感はこれまでで最高です。