あるドキュメンタリー映画について

今日、大阪の十三にある第七藝術劇場で『僕は猟師になった』というドキュメンタリー映画を観てきました。これはNHKで放送されたものが下地になっており、主演の千松信也さんが随分前に同名の著作を発表されています。私はその頃からのファンで、この作品も公開を心待ちしていましたが、コロナの影響で公開スケジュールが変更になり、今日やっと念願が叶いました。

 映像を観ている間、色んな想いが頭をよぎります。そして観終わると私の中にある葛藤に気が付きました。食べ物としての新鮮な肉を得るには、その生き物の命を奪うしかないという事実を認めながら、自分が実際にそのために手を下すのには抵抗があるということです。なのに私は畜肉も獣肉も魚肉も大好きです。

 この矛盾はいつか解消されるものなのかは分かりません。千松さんもどこかの取材で『命を奪う技術には長じたが、命を奪うことには慣れない』ということを仰っていました。

 とにかく観終わって、改めて食事は残さずいただいて、引き継いだ命を大切に使い切ろうと考えるようになりました。