漸進性の原則

 「漸進性の原則」という言葉をご存じでしょうか?ウェイトトレーニングをされている方にはおなじみの言葉ですが、「漸進」とは順を追って少しずつ進歩することです。例えば、急激に負荷の強いメニューを自身に課しても急激な上達は望めませんし、そのせいで怪我をするかもしれません。かといって、いつまでも同じ強度のメニューでは現状維持しか出来ません。しかし、少しずつでも目標をもって前に進んで行くと自ずから高みに達することが出来ます。

 ある道場生から、毎回の稽古に臨む際のテーマや稽古後の反省点をノートにつけていると聞いて大いに感心したことがあります。ノートの内容は見せてもらえませんでしたが、自分も空手を始めた当初同じようなことをしていたのを思い出しました。

 日々の稽古を惰性で繰り返すのではなく、前回の自分を少しでも超えることを目標にして次の稽古に取り組むその姿勢に、こちらが教えられました。

 現状に満足していては進歩はありません。時間は誰にも平等に過ぎていくので、最後の日まで自分も常に前に進んでいきたいと思います。